一瞬先は闇の夜

地味で根暗な底辺アラフォー喪女の吐露

順調どころか割と底辺に近いと自覚した夜

順調だと思ってた。

誰かより少し、順調な道を、誰かより少し、順当に。
そういう人生を送れるものだと思ってた。

気がつけば、色々なものを少しずつ、両手の指の間から、こぼしていった。
両手をみっちりと合わせて、十指をきゅっと締めていたのに、掬った水は、指の付け根の隙間から、浸み出すように伝って、ポタポタとこぼれていった。

もうすぐ四十路。
パラサイトシングル。
仕事は中途半端。
ともだちもいない、彼氏もいない。
決断ができない。
「あのとき、こうしていたら」も長く続かずに、易きに流されて、考えることは後回し。
甘えが抜けない。
どこかでまだ、大丈夫と思ってる。
何が?

怖くてたまらない。
自信を持てるものが何もない。
武器がない。
踏ん張れない。
這い上がる度胸も気力も体力もない。
ただ、毎日、不安から目を背けて、縮こまって暮らしてる。
でも無為にすごしてきたから、思い返しても、ぼんやりしてる。
反省できるほど覚えていない。
ぞっとするほど、ぐずぐずしてきたのに、ぞっともできない。

何が変わるとも思ってないけど、10年後、今度は過去を振り返って、ちゃんと自分に、ぞっとできるように、これからのぐずぐずを記録できたら、少しは何かになるのかな。

一寸先は闇、どころか、瞬きのその先がすでに闇の中で、すんでのところで、その闇に入りたくなくて身を仰け反らしてる
それがわたし。

何も持ってないのに、何も大丈夫じゃないのに、気取って、見栄を張って、好きなように生きているふり、そろそろ辞められますように。
自信がなくて、何もなくて、自分より下なんていないんじゃないかって思ってる人に、こいつよりはまだマシだなって思ってもらえたらいいな。

いつまで続くか分からないけれど、地味で根暗な底辺のアラフォー喪女の吐露を、始めます。