一瞬先は闇の夜

地味で根暗な底辺アラフォー喪女の吐露

ふたりのみよこー美人と喪女

同じ職場にね、美人がいるんです。

わたしより少し年嵩の、美人で、気さくで、男性にも女性にもとてもモテる、もちろんわたしも大好きな美人が。

そしてなんの因果か、ファーストネームが同じなんですね。
みよこさんていうの、彼女も。

それに気づいた男性社員がね、
「彩野さんも大川さんも、みよこなんだね!」
って。

あ、わたし彩野深夜子っていうんですけど。
美人は大川みよこさん。
(お互い名字はフェイクだけど、イニシャルは合わせてます)

それが突如、
「同じみよこだと紛らわしいよね!」
てなって。

いや、名字でそれぞれ彩野さんと大川さんて呼んでるから何の支障も発生してないわけですが。

「確かに!じゃあ、名字のイニシャルをとって、OみよこさんとAみよこさんって呼ぼうよ!」
「それいいね!」

という提案がなされまして。
それからかれこれ半年。

「おみよさーん!」
「おみよちゃん!」
「おみよ!」

大川みよこさんは、Oみよこさんがさらに愛称の変化を遂げて、いろんなバリエーションが生まれ。

「彩野さん!」

ええ、わたしはただの一度もAみよこさんなんて呼ばれずに名字呼びのまま。

要は、男性社員たちは、美人のみよこさんを、ファーストネームで呼びたかっただけなんですよね。
だけど、それではセクハラになるとかなんとかいう理由で、わたしを引きずり出したわけ。

なんだかなー。
まあ、喪女としては、ファーストネーム知られてただけ、十分てことなのかしら。

髪型を変えてみた

持論なんですが、髪と服さえ量産型してたら、それなりに量産型には見えると思うんですよ。


もちろん、理想高いので、好きな人に求められる唯一無二の女性になりたい気持ちはエベレストより高くそびえ立ってますけれど、まずは天保山には自分で登らないとね。
と思い立ちまして。

髪型を変えました。

生えっぱなしの黒髪だったんだけど、アイドルの子たちみたいに天使の輪があるわけでもなく、ただ生えてきたい放題に生やしてただけで、年齢特有ののうねりだったりとか白いものもちらほら。
当然、ヘアアレンジなんてできるわけもないので、最低限のケアでもそれなりに見える髪型にしたいなと。

ただ、こんなこと、美容院でぶっつけ本番で説明できる自信もないので、例のごとくネットの海で検索。
すると、世間では常識なのかもしれないけど、わたしには目から鱗な事実が。

・髪型云々よりツヤ
・アラフォーのロングヘアきつい
・巻き髪はもう流行ってない

なんせアラフォーなので、「モテ=エビちゃん」から情報が止まってるわけです。
なんか、茶色く染めて巻き髪っぽいパーマかければいんでしょ?って思ってたわたし、ちょっと日和ますよね。

たったこれだけの情報でも、普段そういうことに慣れ親しんでないから、どういうとこで調べるのが最適なのか分からなくて、だって最近はまとめサイトとか乱立してるしどこのライターさんが、とか、誰がスタンダードとか分からないから、情報の海で右往左往しちゃうわけ。
普段からこういうのさばいて、いちばん自分らしくいられるセルフディレクションできる素敵女子の皆さんを心の底から尊敬した瞬間でした。
だって、髪型一つでこれだし、日々流行は動くし。。いやもうほんと、みんなすごいよ。
仕事もして恋もして、オシャレも研究して。。

って、脱線しちゃった。

いろいろ総合的に考えて、出した結論としては。
ほんとはオシャレボブとかがいいんだろうけど。。

とりあえず一つ結びするだけでもそれなりに見られるような髪型にしたい。

ということ。
やっぱりスタイリングとか自信ないから、なにはなくともゴムで結ぶと思うの。
それが、髪だけのポテンシャルで、おしゃれに見えるような髪になりたい。

で、髪を染めて、デジパをかけました。

実は、これにさきがけてパーソナルカラー診断をしてもらって、春だってことは分かったので、カラーリングはかなり明るめに。
そして、スタイリングでこなれさせるのは無理だと分かってるので、髪にこなれさせたい、と伝えたところ、ハイライトを入れるというテクを教えてもらったよ。
今まで、家で800円くらいのカラー買って染めてたから、あんなにお店で染めてもらうのに時間がかかるなんて知らなくて、トイレ我慢するの大変だったし、鏡も苦痛だったし、なにより美容師さんこわかったけど。
施術が全て終わった後、鏡に映ったわたしの髪は、素敵だった。
それだけで、幸せになれるくらい。

喪女だから、今までそんなことしたこともなかったし、ま、もちろん似合うとも思ってなかったからだけど。
可愛いものって、そこから、力をもらえる。
幸せをもらえる。

今までのわたしが、こだわりもないよくわからないものを身につけて、手入れもしないで、そしてそれでさらにテンション下がって憂鬱になってる側で。
可愛い女の子たちは、可愛いカッコして可愛いもの持って、そのアイテムからさらにかわいさをもらってるんだ。

そりゃ、一朝一夕で肩を並べられるわけないよね。

婚活面談2人目

今から、tinderで知り合った人と会ってきます。

磯村勇斗似で4歳年下の理系会社員。

ええ、何も持たないアラフォー喪女ですけど、面食いです。


きっと、どんなのが来るかなーっていう、怖いもの見たさでマッチしたんだろうな。

とりあえず服装伝えて、無理だと思ったら声かけずに帰ってくださいとラインして、今、会いに行きます。

選べる立場じゃないけど、デリカシーない人は苦手だ

ええ、この歳で、自分のことは棚に上げて高望みの婚活を始めた深夜子です。

そんな中、奇跡的にマッチした40代医師の男性。
条件的に、もう二度とないことは分かっています。
それでも、どうしてもつらかったことがあるので書かせて。

わたしには、気軽に「好き」ということができないくらい、それはもう人生を賭けて、愛してきたものがあります。
きっと、マニアとかオタクとか呼ばれる人は、好きって言えないくらい好きな気持ち、分かってもらえるのではないでしょうか。

そして、わたしのその対象は、とてもとてもレアなもので、この世界に、こんなにそれを好きな人は、何十人もいないと思うんです。
だけど、そもそもそんなに価値を与えられたものではない(こんなこと言うのもつらいけど)ので、こんなに好きで突き詰めていても、マツコの部屋に呼ばれるようなことはきっと来世でもないくらいの、レアなものです。

前置きが長くなりましたが。
その男性に、趣味を聞かれました。

わたしは、上記の理由を説明して、2番目に好きなものを挙げました。
それも、多分世間的にはオタクと言われるレベルで愛しているものです。
そして、自分なりに詳しいな、と胸を張って言える、つまり、そのネタだけで一人で数時間は語れるほど好きなものを5番目くらいまで、大きな熱量で愛しているものがある、とお話ししました。

そして、彼の趣味という旅行のを聞き、素敵ですね、とかなんとかいう当たり障りのない切り口から、自分の乏しい知識と経験をつなぎ合わせながら、相槌を打ち、お互いに好きなものがあるっていいですね、と締めたときに、事件は起こりました。

「え?深夜子さんは無趣味だと思うよ?」
「え?わたし、好きなものいくつか挙げましたけど。。」
「うん、でも旅行嫌いなんだよね?」
「ええ」
「無趣味じゃん」

なんだそれ!
お前の物差しに合わないものは存在意義がないとでも?

とキレかけましたが、そこは喪女ですので、一応自分の身分は弁えて、震える声で、

「でも、好きなものにかける愛情が深い、それは趣味とは認めていただけないのですか?」

と問うてみたのです。
すると、具体的なエピソードを聞かれたので、自分なりの分析ノートを作っている、とか聖地巡礼とか、その辺りのお話をすると、「確かにそれはおかしな人だね」と返ってきました。

おかしな人だね、というコメントもどうかと思いつつ、まあ大正解ではあるのでぐっと我慢していたのですが、重ねて彼は、「でもやっぱり旅行嫌いなのは、世間一般では無趣味だと思われるよ」と続けました。

もう、それでいいです。
彼的には、もうわたしとはこれ以上の関わりを持つこともないと判断して、このような言葉を放つのでしょうから。
好きなものを否定されるのは、とてもとてもつらいことで、わたしも、その場からもう1秒でも早く離れたかった。

それなのに、彼はその後、一番目に好きなものを、繰り返し繰り返し聞いてきたのです。
きっと、教えたところで、同じように否定されるのは目に見えています。
それなのに、会った後も、話題が変わるたびに、「一番目は結局なんなの?」と。

もはや、わたしに対する興味ではなく、わたしのような喪女が、言えないほど好きなもの、というのが気になって仕方ないだけなのでしょう。
傷付けられる(わたしが勝手に傷付いているだけではありますが)のが分かっていて、どうしてわざわざネタを提供しなければならないのか。。
そう思い、
「ごめんなさい、きっとご理解いただけないと思いますので、お伝えしません」
とメールしました。

「あっそ。意味が分からないから別にいいけど。」

それが最後です。
きっと、自分を押し殺して、彼が喜ぶような受け答えをしたとしても、そもそも彼には響かなかったと思います。
それは分かってる。
それでも、できなかった。
スキル的にもできなかったし、やっぱり自分の芯になって、わたしを支えてきてくれたものを、否定するような人に迎合することはできない。

まだまだ修行が足りませんね。
この歳まで、色々なことを言い訳に、恋愛市場にも婚活市場にも参戦してこなかったわたしは、まだスタートラインにも立てていないのですから、妥当な経験なのかもしれません。

だけど、少し疲れて、とてもかなしい。
しばらく静かに、休みます。

婚活始めたよ

脱喪して生まれ変わる計画もいいんだけど、それが終わるまで待ってから始めたら、さすがに(今更だけど)さすがに遅いんじゃないかと思ったので、始めました婚活。


でも、洗礼浴びても、

高望みはやめないわ。


それに見合うわたしになってやる。

ポシャることだけは自信ある

とかいって、闇雲に突っ走って今までも何回も失敗してきたわたし。

だてにアラフォーやってませんから。
自分の失敗パターンはさすがに知り尽くしている(そして懲りずにまた失敗する)。

最終目標はなんなのか。
それは一貫してるんです。

「十分な稼ぎがある大好きな人と結婚して家庭に入って、夫婦二人で暮らしていく。」

うん、いろんな意味で夢だって分かってる。
2019年ではスタンダードじゃないことも、むしろ下降シナリオしかないことも、リスクでしかないことも。
そして、アラフォー喪女は、そんな夢を見てふって大っぴらにするのとさえ、憚るべきだってことも。
無知をさらけ出してるのも分かってる。

でも、ここは匿名世界ですものね。
言うだけなら。
誰も傷付けない夢を語るだけならば。
許されてもいいよねと。
リアル世界で公言したって所詮は自己責任なのですし。


ただ、喪女なわけです。
その、大好きな人、を思い描くだけの男性情報の積み上げがない。
なので、頑張ろうにも具体的な設定ができない。

困りました。

その結果、
「そんな人の隣にいて恥ずかしくないわたし」
なら、想像できるのではないかと。

多分ね、普通の人なら、こんな周りくどい思考回路辿らなくても、
「よーし!素敵女子になるよ!」
って簡単に目標設定できてしまうんだと思うんです。

でも、残念ながら、いちいち理由をつけて納得しないと前に進めない性分で。
そんなこんなで、ブログ開設から2ヶ月以上経ってやっと、深夜子にも目標らしきものができたよ!